大阪市でコンクリートブロックを処分する方法6選を徹底解説!【2025年版】

大阪市でコンクリートブロックを処分

大阪市ではコンクリートブロックを通常の家庭ごみとして処分できません。コンクリートブロックは産業廃棄物に分類され、市の「燃えないゴミ」や「粗大ゴミ」としては扱えない特別なごみです。

そのため、正しい手順で専門の処分を行わないと不法投棄となり、多額の罰金など法的な罰則を受ける可能性があります。大阪市の最新ルールに基づいて解説しますので、安全かつ適切な処分の参考にしてください。

目次

大阪市のコンクリートブロックの正しい処分方法6選

大阪市のコンクリートブロックの正しい処分方法6選

大阪市不用品回収センター大阪市不用品回収センター

大阪市で不要なコンクリートブロックを処分する主な方法を6つご紹介します。大阪市の環境局も、まだ使えるものは捨てずにリユースする取り組みを推奨しています。以下では費用や手間を抑えつつ処分するコツをそれぞれ解説します。

  1. 友人や知人・近所の人に譲る
  2. ホームセンター(購入店舗)で回収してもらう
  3. リサイクルショップに買取してもらう
  4. 外構業者・専門業者に回収してもらう
  5. 自治体(大阪市)に相談する
  6. 不用品回収業者に回収してもらう

友人や知人・近所の人に譲る

不要になったコンクリートブロックは、リユース(再利用)できる形で周囲に譲るのが最も手軽で経済的です。例えばDIYや園芸を趣味にしている友人や近所の方がいれば、欲しい人に声をかけて譲渡することで無料で処分できます。実際、大阪市でも粗大ごみになる前に地域の人に譲る「ジモティー」などのサービス活用が推奨されています。ジモティーは不要品を近隣で無料または安価で譲り合えるサイトで、コンクリートブロックの出品・引き取り事例もあります。

譲渡時の注意点
  • 譲り先が見つかるとは限らない
  • 都市部ではブロック需要が少ない場合もある
  • 重量があり送料負担が大きい(標準的なブロック1個で約10kg)
  • 基本は近隣で手渡しできる相手に限られる
  • 汚れを落とし清潔な状態にしておくと喜ばれる

ホームセンターや購入店舗で回収してもらう

購入時の店舗で引き取ってもらえれば安心ですが、大型ホームセンターではコンクリートブロックの引き取りサービスを基本的に行っていません。カインズやコーナンなど大手店では対象外となっており、持ち込んでも処分を断られるのが一般的です。一部、購入した店舗にレシート持参で問い合わせれば無料回収してくれるケースが報告されていますが、全国チェーンで「当店で購入したブロックなら無料回収します!」と公表している例はありません。

  • まずはお店に電話で問い合わせ、対応可能か事前確認する必要があります
  • 対応してもらえる場合でも、自分でお店までブロックを運搬しなければならない
  • コンクリートブロックを販売する主なホームセンター(コーナン、カインズ、ビバホーム等)の無料引き取り対象品目にはブロックが含まれていない
  • 大多数の店舗では回収不可と考えておくのが無難

リサイクルショップに買取してもらう

コンクリートブロックは中古需要が低そうに思えますが、一部の専門リサイクルショップでは買取や引き取りをしてもらえる場合があります。特に未使用に近い綺麗なブロックや大量にまとまった数がある場合、車止めや花壇材、DIY材料として中古市場のニーズがあるためです。例えば建材リサイクルを扱うリユース店やリサイクル建材ショップが近くにあれば、問い合わせてみる価値があります。実際「状態が良ければ買い取ります」という店舗も存在します。

MEMO

汚れやヒビがあるブロックは値段が付かないことがほとんどで、最悪の場合は「無料でも引き取り不可」となることもあります。買い取ってもらうには未使用品またはそれに近い状態が前提です。

近隣に建材専門のリサイクルショップが無いケースも多いため、この方法は適用できる状況が限られます。しかし処分費用を抑えるには最良の方法なので、該当しそうな方は一度探してみると良いでしょう。

外構業者・専門業者に回収してもらう

ブロック塀の撤去工事などを手掛ける外構工事業者(エクステリア業者)や産業廃棄物の専門処理業者に依頼して回収してもらう方法です。日頃からブロックやレンガを扱っているプロであれば、工事の一環でなくともブロック廃材の回収だけをお願いできる場合があります。過去にブロック塀の設置や撤去を依頼したことのある業者がいれば、連絡して相談してみるとよいでしょう。

外構業者に依頼するメリット
  • 外構業者なら回収したブロックを自社の現場で再利用できる
  • 適切な産廃処理ルートで処分してくれるため安心
  • 大阪市では老朽ブロック塀の撤去を促進する補助制度も実施している
  • 高さ80cm以上のブロック塀を道路沿いから撤去する場合、工事費用の2分の1(上限15万円)を市が補助
  • 自分で運搬する手間も省けて確実

大阪市の自治体に相談する

大阪市不用品回収センター大阪市不用品回収センター

「市役所に問い合わせて処分してもらえないか?」と考える方もいるでしょう。結論から言うと、大阪市ではコンクリートブロックは粗大ごみ収集の対象外です。家庭から出るゴミでも、建築・改築に伴う廃材(コンクリートがら等)は市の収集で引き取れないと明記されています。

したがって、大阪市の通常の粗大ごみ受付センターに申し込んでも回収してもらえません。さらに産業廃棄物扱いのブロックは市の焼却工場など処理施設へ個人が直接持ち込むこともできません。自治体の処理場は一般家庭ごみ専用であり、コンクリートブロックのような産廃は受け入れ不可となっているためです。

自治体に相談するメリット

  • 適切な処理方法の案内を受けられる
  • 大阪市環境局に問い合わせれば、一般家庭から出たコンクリート廃材の処理についてアドバイスをもらえる
  • 大阪市が許可した一般廃棄物収集運搬業者の紹介リストを入手できる

自治体に相談するデメリット

  • 市では処理できないので民間の許可業者へ依頼する必要がある
  • 直接的な処分サービスは提供していない
  • 結局は自分で業者を探す必要がある

信頼できる業者選びや最新ルールの確認のためにも一度役所に相談してみると安心です。決して勝手に収集場所へ放置したりせず、必ず指示に従って処分方法を検討してください。

不用品回収業者に回収してもらう

最も手間がかからず確実なのは、不用品回収の専門業者に依頼する方法です。大阪市が収集できないコンクリートブロックでも、自宅まで来て回収してもらえます。特に他の大型ごみ(家具や粗大ごみ)もまとめて片付けたい場合、一緒に処分を任せられるので便利です。

不用品回収業者に依頼するメリット
  • スピーディーかつ安全に処分できる
  • 重量物の運搬でケガをする心配がない
  • 電話一本で自宅まで引き取りに来てもらえる手軽さ
  • 他の不用品と一緒に処分できる
不用品回収業者に依頼する際の注意点
  • コンクリートブロックは産業廃棄物のため最終的な処理は産廃処理場で行う必要がある
  • 一般的な不用品回収業者でも自社で産廃処理はできない
  • 回収後は提携する産業廃棄物処理会社に持ち込んで処理する
  • その処理費用も含めて見積もり提示される
  • 極端に安すぎる業者には注意が必要

大阪市から許可を得ていない無許可業者が格安を謳って回収し、山中に不法投棄するといった悪質なケースも考えられます。依頼する際は大阪市の許可を持つ信頼できる業者を選び、事前に料金見積もりを確認しましょう。許可のない違法業者に依頼すると、知らずに不法投棄に加担してしまい処罰を受ける可能性もあります。適切な業者を選べば多少費用はかかりますが、時間と労力を大幅に節約できる方法として有力です。

大阪市のコンクリートブロックの処分費用の相場

大阪市のコンクリートブロックの処分費用の相場

コンクリートブロック処分にかかる費用の相場を、大阪市のケースで解説します。自治体による処理ができないため、有料になるケースがほとんどです。方法ごとにおおよその費用目安は次の通りです。

大阪市のコンクリートブロックの費用相場
  • 不用品回収業者:1個あたり1,000~2,000円程度。業者によっては1kgあたり100~200円ほどの重量単価で計算。トラック出張費が約3,000円前後かかることも多い
  • 産廃処理場に自分で持ち込む場合:1トンあたり約3,000~4,000円程度。
  • リサイクルショップ:未使用品同様のブロックなら1個数十円~数百円で買い取られるケースもある。
  • 知人への譲渡:無料

大阪市の粗大ごみ料金(数百円程度)で処分できれば安上がりですが、コンクリートブロックは市で回収不可のため利用できません。結果的に民間処理に数千円~数万円の費用がかかる点は避けられません。

費用を抑えるにはリユース・譲渡を最優先で検討し、それが難しければ信頼できる業者に適正価格で処分を依頼するのが現実的です。

大阪市でコンクリートブロックを処分するときのQ&A

最後に、コンクリートブロック処分に関して大阪市の皆さんが疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。

コンクリートブロックはホームセンターで引き取ってもらえる?

大手ホームセンター(コーナン、カインズ、ビバホームなど)ではコンクリートブロックの引き取りサービスは実施していません。販売店ではありますが、購入品の無料回収対象にはブロック類は含まれないのが一般的です。一部の店舗では購入客向けに回収対応してくれるケースもゼロではありませんが、いずれにせよ事前に店舗へ問い合わせる必要があります。予告なくブロックを持ち込んでも断られる可能性が高いため、基本的にはホームセンターでの処分は期待しない方がよいでしょう。

コンクリートブロックを無料で回収してもらえるところはない?

行政サービスで無料回収してもらえる場所は残念ながらありません。大阪市の粗大ごみ収集は手数料制で、そもそもブロックは対象外なので依頼できません。民間の不用品回収も有料が基本です。ただし、方法①で述べたように必要としている人に譲れば無料で処分したのと同じ効果が得られます。ジモティーなどで「無料であげます」と募集すれば、欲しい人がいれば引き取ってもらえます。あるいはリサイクルショップが無料引取してくれる場合もあります。いずれも相手が見つからないと成立しないため、「完全無料」ですぐ確実に処分できる公的な仕組みはないのが実情です。また、「無料回収」をうたう業者には注意しましょう。後から高額請求されたり不法投棄されたりするトラブル報告もあります。適正に処分するにはある程度の費用負担は避けられません。

個人でコンクリートブロックを処分するにはどうすればいい?

業者に頼らず自力で処分したい場合、選択肢は限られます。まず考えられるのは産廃処理場への直接持ち込みですが、前述の通り自治体の施設には持ち込めず、民間の産廃中間処理場に自分で運ぶ必要があります。軽トラックなど運搬手段を用意し、大阪市内近郊の処理業者に事前連絡の上で持ち込み処分する方法です。費用は処分場で重量に応じて支払います(相場は約3~4千円/トン)。労力はかかりますが、複数の業者に依頼するより費用を抑えられるケースもあります。もう一つは発生源での再利用です。例えばブロックをハンマーなどで砕き、砕石代わりに敷地の地面に敷いたり花壇の土留めに利用する方法があります。少量であれば庭のグランドカバーや鉢植えの重しなどDIYで再活用することで、ごみとして処分しなくて済みます。ただし粉砕作業には相応の労力と工具が必要ですし、安全面にも注意が必要です。

カインズでコンクリートブロックを回収している?

いいえ、カインズではコンクリートブロックの回収は行っていません。カインズの店舗では不要品の無料引取サービスがありますが、対象は自転車・家電製品・園芸用土などに限られており、ブロック類は含まれません。購入時に申し出ても断られるのが通常です。公式サイトにも「処分方法がわかりにくい面倒な品」の例として園芸用培養土や蛍光管などが挙げられていますが、コンクリートブロックは対象外です。したがって、カインズで新品購入したブロックでも店舗での引き取りサービスは利用できないと考えてください。

コーナンにコンクリートブロックの引き取りサービスはある?

コーナンでもブロック引き取りサービスは実施していません。コーナンでは新品購入品と同種の不要品1点を無料回収するサービス(買い替え引取りサービス)を行っていますが、対象は家具・照明器具・石油ストーブなど家庭用品が中心です。

大阪市不用品回収センターの回収実績

30代男性
Nさん
30代男性 | 平野区 | 1R
混合回収
作業時間: 5分
作業前
作業前
作業後
作業後
回収物: コンクリートブロック
大阪市不用品回収センター
大阪市ではコンクリートブロックの回収を行っていないため、ご自分で処分するには産業廃棄物処理施設へ搬入するか、購入店舗での引き取りを依頼しなければいけません。当社ではコンクリートブロックのような産業廃棄物も問題なく回収します。
作業日: 2025年7月7日

この記事を書いた人

大阪市のエリアに特化した不用品回収サービスを展開。1点から大量の不用品回収まで最短即日で対応可能。業界最安値に挑戦中。業界歴10年の代表が監修しています。

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