不要になった冷蔵庫を大阪市で処分するには、法律に従った方法でリサイクルする必要があります。冷蔵庫は粗大ごみとして市が収集することはできないため、3つの方法から選ぶことになります。
処分費用の相場やよくある質問への回答も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
大阪市で冷蔵庫を処分する3つの方法
大阪市不用品回収センター
- 家電量販店で引き取ってもらう方法
- 指定引取場所に持ち込む方法
- 不用品回収業者に依頼する方法
以下でそれぞれの方法について手順やメリット・注意点を詳しく見ていきましょう。
大阪市の家電量販店で冷蔵庫を処分
新しい冷蔵庫に買い替える場合は、購入先の家電量販店に古い冷蔵庫の引き取りを依頼するのが最も簡単です。販売店には家電リサイクル法にもとづき引取義務がありますので、過去に購入した店舗がわかっている場合はその店に依頼しましょう。
新しい冷蔵庫の配送と同時に古い冷蔵庫を回収してもらえるため手間がかかりません。また、多くの店舗では購入と同時引取の場合の収集運搬料金が安く設定されています(例:1台あたり約1,000~2,500円程度)。
引取時には店頭または配達員に対してリサイクル料金+収集運搬料を支払います。リサイクル料金はサイズ別の定額ですが、収集運搬料は店舗や依頼内容によって異なります。
利用者
大阪市不用品回収センター
例えばヤマダ電機では店舗持ち込みでリサイクル回収を依頼することも可能ですが、その場合でも店頭で所定のリサイクル料金と手数料を支払う必要があります。
メリット
- メーカー経由でリサイクルされ安心
- 重い冷蔵庫を自分で運ばなくて良い
- 買い替え時は配送と同時回収で手間なし
デメリット
- 処分のみの場合は費用が高くなる
- 購入店が不明だと依頼できない場合がある
指定引取場所で冷蔵庫を処分
自力で冷蔵庫を運搬できる場合は、指定引取場所へ持ち込んで処分する方法があります。大阪市を含む各自治体には、家電リサイクル法に基づいて冷蔵庫を引き取る指定施設が用意されています。
郵便局の窓口に備え付けの専用用紙に、冷蔵庫の種類・容量やメーカー名などを記入してリサイクル料金を振り込みます。支払い後に受け取る「家電リサイクル券(振替払込受付証明書)」が料金支払い済みの証明となります。
リサイクル券を入手したら、冷蔵庫本体とその券を指定引取場所へ直接持ち込みます。現地で係員に冷蔵庫とリサイクル券を渡せば手続き完了です。
かかる費用は基本的にリサイクル料金だけで、収集運搬を自分で行うため追加の回収料金は不要です。
リサイクル料金は冷蔵庫の容量に応じて約4,000〜5,000円程度(170L以下なら3,740円、171L以上なら4,730円)です。自分で運ぶ手間はありますが、業者に頼むより1,000〜数千円ほど安く済む計算になります。
冷蔵庫は重量があり大型ですので、車両や人手の確保が必要です。無理に一人で運ぼうとするとケガの恐れもありますから、安全に十分配慮してください。また、搬出の際は中身を空にし、ドアが開かないようにテープで固定すると運びやすくなります。指定引取場所の所在地は家電リサイクル券センターのウェブサイトなどで確認できます。事前に営業時間や受付方法を調べ、リサイクル券と本人確認書類など忘れずに持参しましょう。
不用品回収で冷蔵庫を処分
自分では運べない場合や、急いで処分したい場合は不用品回収業者に依頼する方法が便利です。大阪市では市の収集運搬許可を受けた業者に限り、家電リサイクル法対象品の運搬・回収を行うことが認められています。
不用品回収業者に依頼すると、希望の日時に自宅までスタッフが来て冷蔵庫を搬出してくれます。例えば大阪市不用品回収センターは、市内全域なら連絡後わずか30分以内にスタッフが到着する迅速対応が可能と謳っています。
現地見積もりは無料で、作業前に正確な料金を提示してくれるなど、透明性のある料金体系を採用しており追加の費用も発生しません。自分では重くて動かせない冷蔵庫でも、プロに任せれば部屋からの搬出から運搬まで一括して行ってもらえます。
- 手間と時間を大幅に省ける
- 冷蔵庫以外の粗大ごみもまとめて引き取り可能
- まだ使える家電は買い取り査定で費用軽減
- 希望の日時に自宅まで回収に来てくれる
一方で、不用品回収業者に依頼するデメリットや注意点も押さえておきましょう。まず費用面では、冷蔵庫1台のみの回収だと他の方法に比べ割高になる傾向があります。
大阪市不用品回収センター
業者選びについては、必ず信頼できる許可業者を選ぶことが重要です。不用品回収を装った悪質業者の中には、「無料回収」「高額買取」とチラシで宣伝しながら実際には高額な運搬料を後から請求したり、不法投棄を行う例も報告されています。こうしたトラブルを避けるために、自治体の許可を持つ業者かどうか確認し、料金体系が明確な業者を選びましょう。
大阪市で冷蔵庫を処分するときの費用
利用者
大阪市で冷蔵庫を処分する際にかかる費用は、「家電リサイクル料金」+「収集運搬料金」の合計が基本です。リサイクル料金とは法律で定められた冷蔵庫の再資源化処理費用で、処分する人が負担します。
- 170リットル以下:3,740円(税込)
- 171リットル以上:4,730円(税込)
収集運搬料金は、冷蔵庫を運び出して指定のリサイクル施設まで届けるための手数料です。自分で直接持ち込む場合、費用はかかりませんが、販売店の回収サービスを利用したり許可業者に引取りを依頼したりする場合は、各業者が定める運搬料を支払う必要があります。
運搬料の相場は依頼先や状況によって差がありますが、おおむね1,000円台から数千円程度です。例えば、新品購入に伴う引取であれば1~2千円程度、処分のみの訪問回収なら3千円以上かかるケースが多いようです。
- 自分で指定場所へ持ち込み:約4,000〜5,000円前後(リサイクル料金+郵便局手数料)
- 家電量販店の引取りサービス:5,000〜8,000円程度(リサイクル料金+収集運搬料)
- 不用品回収業者への依頼:8,000円前後(単品回収の場合)
冷蔵庫のサイズ・重量やエレベーターの有無などの搬出経路、依頼内容によって運搬料は変動します。またリサイクル料金も、ごく一部のメーカー製品では若干異なる場合があります(主要メーカー以外や業務用サイズ等の場合)。実際の費用を正確に知りたい場合は、事前に販売店や回収業者へ見積もりを依頼すると安心です。
大阪市で冷蔵庫を処分する時によくある質問
大阪市で冷蔵庫を処分する方法まとめ
大阪市不用品回収センター
- 新しい冷蔵庫への買い替え時であれば販売店での引き取りが手軽
- 運搬手段がある方や費用を抑えたい方は自分で指定場所へ持ち込む方法が適している
- 多少費用がかさんでも手間を省きたい場合や、大型家具家電をまとめて処分したい場合には許可を持つ不用品回収業者の利用が便利
法律に則った方法で処分すれば安心して冷蔵庫を手放すことができます。また、まだ使える冷蔵庫であれば早めに買い手を見つけることで処分費用を浮かせることも可能です。不用品回収センターなどのサービスもうまく活用し、ご家庭の状況に合ったベストな方法で冷蔵庫を処分しましょう。
不明点があれば大阪市の環境局や家電リサイクル券センターの公式サイト等で最新情報を確認することをおすすめします。