大阪市にお住まいの車オーナーの皆様が不要になったタイヤを処分する際には、いくつかの方法があります。ただし注意したいのは、タイヤは自治体では通常のごみとして回収されない「適正処理困難物」に分類されるという点です。
大阪市の公式サイトでも、自動車やオートバイのタイヤは市で収集せず、タイヤ販売店やメーカー営業所など協力店で有料回収してもらうよう案内されています。
以下では、大阪市で利用できるタイヤ処分の具体的な方法を丁寧に解説します。併せて、処分にかかる費用や注意点、よくある疑問への回答も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
大阪市不用品回収センター
大阪市でタイヤを処分する方法
- タイヤ販売店やカー用品店での処分
- ガソリンスタンドでの処分
- カーディーラーでの処分
- 整備工場などでの処分
- 不用品回収業者などでの処分
大阪市で不要になったタイヤを処分する主な方法には、以下のようなものがあります。それぞれの方法ごとに手順や特徴が異なりますので、順に確認していきましょう。
タイヤ販売店やカー用品店で処分する方法
もっとも一般的で安心な方法は、タイヤ専門店やカー用品店(例:オートバックス、イエローハットなど)に依頼することです。大阪市内には多数のタイヤショップやカー用品店があり、新品タイヤへの交換サービスと合わせて古いタイヤの引き取り処分も行っています。
タイヤ交換時に依頼するケースが一般的で、その場合は処分費用は工賃に含まれているか、サービスとして無料になることもあります。実際、タイヤを購入・交換する際には「古いタイヤの処分費用」を別途請求してはいけない決まりがあり、交換作業料に処分が含まれているためです。
そのため、古いタイヤを捨てる最も手軽なタイミングは新しいタイヤに交換する時と言えるでしょう。
一方、タイヤ交換を伴わず処分だけをショップに依頼することも可能です。店頭に不要なタイヤを持ち込めば、有料にはなりますが引き取ってもらえます。処分費用の相場は店舗によって多少異なりますが、1本あたり数百円程度が一般的です。
例えば大手カー用品店のイエローハットでは、タイヤ処分手数料が1本あたり250円~と案内されています。ただし店舗によってはタイヤのみの持ち込み処分を断られる場合もありますので、事前に電話などで確認しておくと安心です。
カー用品店の多くではタイヤだけでなくアルミホイール付きタイヤの買取サービスも行っています。タイヤの残り溝が十分あり製造年が新しいものや、人気メーカーのアルミホイール付きタイヤセットであれば、処分ではなく買取してもらえる可能性もあります。
ガソリンスタンドで処分する方法
町のガソリンスタンドでも、不要なタイヤを処分してもらえる場合があります。特に車のタイヤ交換やオイル交換サービスを提供しているようなガソリンスタンドでは、廃タイヤの回収ルートを持っていることが多いです。給油のついでに頼める手軽さから、身近な処分先として利用できます。処分を依頼する際はスタッフに声をかけ、不要なタイヤを預ける形になります。
- 費用は1本あたりおおよそ300~400円が相場
- スタンドによっては1本だけだと受け付けないケースもある
- 複数本まとめて持ち込むか事前に問い合わせると確実
- 新しいタイヤへの交換を依頼する場合は処分費用が作業料金に含まれることが多い
カーディーラーで処分する方法
お車を購入したカーディーラー(自動車販売店)に依頼してタイヤを処分してもらう方法もあります。ディーラーでは車検や点検時にタイヤ交換を扱うことが多く、下取り車から出た古タイヤの処理ルートも整備されています。そのため、定期点検や車検の際に合わせて古いタイヤを処分してもらうのが一般的です。
ディーラーでの処分費用も基本的には1本あたり数百円程度(300円前後)とされています。中には点検や整備のサービスの一環で無料で引き取ってくれる場合もあるかもしれません。特に購入元のディーラーであれば柔軟に対応してくれることが多いでしょう。
ディーラーによってはタイヤ交換などの作業時でないと廃タイヤの引き取りを受け付けない場合があります。つまり「タイヤ処分だけお願いしたい」という場合に断られるケースもあります。この場合は他の方法(カー用品店や回収業者など)を検討してください。
整備工場などで処分する方法
街の自動車整備工場や修理工場でも、不要なタイヤを引き取ってもらえる場合があります。普段から車検や修理でお世話になっている整備工場があれば、相談してみる価値があります。整備工場は独自に産業廃棄物収集運搬の許可を持っているケースもあり、廃タイヤの回収ルートを持っていることがあります。
処分費用の目安は工場によって様々ですが、1本あたり250~550円程度と案内している例があります。ディーラーやカー用品店と同程度か、工場によっては若干高めの費用設定になることもあります。
ただし、タイヤ交換作業と同時であれば工賃込みで処分してくれることが多い点は他の方法と同様です。近所の整備工場に問い合わせて、タイヤ処分の可否と料金を確認してみるとよいでしょう。
不用品回収業者などで処分する方法
自宅まで引き取りに来てくれる不用品回収業者に依頼する方法もあります。大阪市内には廃品回収・粗大ごみ回収を専門とする業者が多数あり、タイヤも取り扱い可能なケースが多いです。「重いタイヤを自分で運べない」「近くに持ち込める店がない」といった場合には、回収業者の利用が便利でしょう。電話やウェブで依頼すると、約束した日時にトラックで自宅まで来てタイヤを回収してくれます。
メリット
- 自分で運搬する手間がかからない
- 自宅に居ながら処分可能
- タイヤ以外の不用品もまとめて回収可能
- 引っ越しや大掃除時の大量ごみ処分に向いている
デメリット
- 他の方法に比べ費用が割高になる傾向
- タイヤ1本あたり1,000~3,000円以上かかる
- 単品回収だと割高
- タイヤ交換作業自体は行えない
大阪市不用品回収センター
大阪市でタイヤの処分にかかる費用は?
方法ごとに異なるタイヤ処分費用の目安をまとめると以下のとおりです。
処分方法 | 費用目安(1本あたり) |
---|---|
ガソリンスタンドで処分する | 約300~400円程度 |
カー用品店やタイヤ販売店へ持ち込む | 約500円程度(店舗により250~500円) |
車を購入したディーラーで処分する | 約300円程度 |
整備工場に依頼して処分する | 約250~550円程度 |
リサイクルショップで買取してもらう場合 | 無料 ~ 買取価格次第 |
不用品回収業者に自宅回収を依頼する | 約1,000~3,000円程度 |
上記は普通乗用車タイヤ(ホイールなし)の一般的な目安です。タイヤサイズ(軽自動車用~大型車用)によって処分費用が異なる場合があります。
またホイール付きタイヤの場合、ホイール脱着に追加費用がかかる点に注意してください。
- 持ち込み処分ではカー用品店(タイヤ販売店)が比較的安価
- チェーン展開している店舗が多いため利用しやすい
- 自宅まで取りに来てもらえる回収業者は便利だが費用は割高
- タイヤの状態が良ければリサイクルショップ等で買取の可能性あり
大阪市でタイヤを処分するときのQ&A
最後に、大阪市でタイヤを処分する際によくある疑問とその回答をQ&A形式でまとめます。
大阪市におけるタイヤ処分の方法と費用、および注意点について詳しく解説しました。不要タイヤの処理は少々手間に感じるかもしれませんが、適切にリサイクルすれば環境保全にも繋がります。ぜひ本記事の内容を参考に、安全かつ確実な方法でタイヤを処分してください。